
鳥は幼児にとっては、大人が考える以上に身近なものです。スズメ・ツバメ・ハト・カラスなどは動物園に行かなくても日常的に目にすることができ、有名な昔話にもたくさん出てくるからです。「舌切りすずめ」「鶴の恩返し」「みにくいあひるの子」「おやゆび姫」「ブレーメンの音楽隊」「桃太郎」などが代表的なものでしょう。
しかしながら、鳥を描くのは苦手というお子さまが多いのも事実です。どうしても全体像を捉えようとするので、どこからどうやって描けばいいか分からないのです。そのため、今回は幼児にとって親しみのある丸や三角、四角など基本的な形を組み合わせて描いてみましょう。お子さまはちょっとしたコツをつかむと見違えるように上手に描けるようになるので、ぜひ試してみてください。
「鳥」の基本形は、大別すると以下の2つです。
【A:ヒヨコ・スズメ・カラス・ニワトリなど首が短い鳥】
【B:ツル・ハクチョウ・ダチョウ・アヒルなど首が長い鳥】
アヒル・ハクチョウ・カモ・フラミンゴなどは、足に水かきも描きましょう。フクロウやペンギンも子供たちが大好きな鳥ですが、特徴があり、描き方が異なります。以上が上手に描けるようになったら、次は羽を広げて飛んでいるところを描いてみるといいでしょう。基本形が描けるようになると、どんどん個性が出てきて勢いのある絵も描けるようになってくるでしょう。(ジャック幼児教育研究所教室長・玉谷美鈴)
(2012.2.1 産経ニュースから転載)
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